資産とは?負債とは?
資産って何でしょうか?負債ってなんでしょうか?なんとなくは分かっているけれども、明確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。

資産というと、何か価値があってできるだけ多く持っていたいもの。負債は借金か何かで、減らしておきたいもの。そういったイメージでしょうか。今回は、企業の財務状況を表す貸借対照表を見ながら、資産と負債について考えていきます。



資産とは、現金と現金になりそうなもの
まず、日本を代表する企業であるトヨタ自動車の資産(2018年3月末時点)を見てみましょう。トヨタ自動車が保有している資産が一覧になっています。
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上の方から見ていくと、現金・定期預金・有価証券と並んでいます。この辺りは分かりやすく資産ですね。

その次は「受取手形及び売掛金」です。これは、お客さんからまだ受け取っていない代金のことです。代金を回収すれば現金が手に入るので、資産として扱ってもいいでしょう。

少し下に行って、「棚卸資産」。つまり、商品の在庫のことです。作ったけれども、まだ売っていない車などの金額が書かれています。

さらに下に行って「有形固定資産」を見ると、土地・建物といった項目が入っています。これらも資産と言われて違和感はないところでしょう。

このように、何らかの価値がありそうなものが資産として扱われています。より正確には、現金もしくは将来現金になりそなものが資産ということです。

そして、すぐに現金にできるものを「流動資産」、現金化するのに時間がかかるものを「固定資産」として大きく2つに分類することができます。

負債とは、将来現金を支払わなければならない義務
続いて負債についてです。
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負債の方は、行も少なくシンプルです。基本的には、借入債務(借金)と未払金だけです。

未払金とは、すでにモノは受け取ったけれども、まだ支払っていない代金のことです。企業間取引では後払いにすることも多いので、仕入れたけれども、代金は払っていないということがよく生じます。

ちなみに、負債の性質は、将来現金を支払わなければならない義務と言えそうです。借金にしても、未払い金にしても、いずれはお金を払う必要があります。

また、支払いの時期が近ければ(一年以内)短期負債、遠ければ固定負債として分類しています。

資産と負債の「価値」はいくら?
今回は、資産・負債とはどのようなものであるかについて勉強しました。次回は、資産・負債の「評価」について考えます。

現金であれば評価額はそのままです。100万円は100万円ですから。しかし、貸付金であれば踏み倒されて帰ってこないリスクもありますので、100万円の貸付でも価値はそれよりも低そうです。また、土地や建物といった実物資産であれば、何らかの形で価値を測定する必要があります。

次回、これらの方法について検討してみましょう。


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