アジアに近くて絶好調
インバウンドの波は東京・関西から全国に広がってきていますが、航空市場にも大きな変化をもたらしています。地方四市と呼ばれる札幌・仙台・広島・福岡の航空ネットワークの広がりを4回シリーズで追っていきます。

第4回は、九州の中心である広島です。福岡県は韓国から近いこともあって、日帰りや週末に1泊2日といった超短期スケジュールでやってくる韓国人もたくさんいます。少し足を伸ばせば阿蘇山や別府・湯布院の温泉も楽しむことができます。

アジアに近いという地の利がある九州地方ですが、航空路線の現状はどうなっているでしょうか?(2018年冬ダイヤ)



地方空港では最大のネットワークを誇る
福岡空港は、地方都市の中では最大の20都市のネットワークを有しています。東アジアに向けては、韓国の4都市(ソウル・釜山・大邱・清洲)、中国の7都市(北京・大連・上海・青島・武漢・香港・マカオ)、台湾の2都市(台北・高雄)へと地方都市へも就航しています。
中韓
東南アジアへも幅広く路線が設定されており、バンコク・ハノイ・ホーチミン・シンガポール・マニラと4カ国・5都市へ飛んでいます。

e-asia



リゾート地やヨーロッパへも
さらに、ホノルルやグアムというリゾート地や夏季限定ですがフィンランドのヘルシンキへも直行便があります。ヨーロッパへの長距離路線が就航しているのは、国際空港としては評価が高いところです。

かつてはKLMがアムステルダム線を運航していましたが、これが廃止されるタイミングでフィンエアーがすぐに穴を埋めました。九州一円を後背地とするだけあって、日本人の訪欧需要も強いものと考えられます。

広島空港は中四国の需要を一部関空に奪われていますし、仙台も成田と競合しています。この点、福岡は周辺に大都市がないこともあって、九州の需要を囲い込めているのも強みといえます。
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