学会ってどんなところ?
学会と聞いてどんなところを想像するでしょうか?大学教授がまじめに議論しているとか、何やら難しいことをしていそうだとか、はたまた、大学を離れて息抜きをしているとか、色々なイメージを持っている人がいると思います。ちょうど香港で開催されたITEA(International Transportation Economics Association)の年次大会に参加してきましたので、その報告もかねて学会とはどのようなところなのかを紹介したいと思います。
メインは研究発表
まずは、百聞は一見に如かずということで学会会場の写真をご覧ください。

私が研究報告をしている様子ですが、雰囲気としては教室で授業をしているのと同じです。聞いているのが専門家ということで、精神的には疲れますが。。。
発表時間が20分、討論が10分で持ち時間は計30分というのが標準的なところです。自分が進めてきた研究が他の研究者にも受け入れてもらえれば万々歳です。問題点やさらに掘り下げるべきところを指摘されれば、今後の研究に反映させることにします。
意外と大事な休憩時間
自分の持ち時間だけではなく、休憩時間にも研究について語り合います。
ラウンジにはコーヒーとスナックが用意されることが多いですが、これらを片手にディスカッションです。
研究の話だけではなく、近況報告や大学の事情についても情報交換します。研究費の取り方についての情報も有用です。年1回(数年に1回のことも)しか会わない仲間ですので、プライベートな話で盛り上がることもあります。
休憩時間の方がホンネの情報が手に入るので、こちらが学会参加の主目的という先生もいます。
気分転換の旅行という面も・・・
日々忙しい先生方はなかなか休みを取れませんので、日常から離れて気分転換できるのも、一つのメリットです。たいていは「後泊」をしますので、最終日は観光して帰ることが多いです。(一部の人は、学会をサボって遊びに出かけることも・・・)