2018年12月度も利用は順調
関西エアポートは2018年12月の利用状況を発表しました。発着回数・旅客数とも、3空港そろってプラスになりました。
限られた発着枠の中で、伊丹・神戸もプラス
関空の国内線はギリギリプラスになりました。ANAの札幌線減便や、春秋航空とバニラの成田線撤退で減少が続いていた国内線ですが、下げ止まったのは朗報です。伊丹と神戸は発着枠の規制で増便ができない中、旅客数が増加しました。伊丹は、全国各地へ向かう訪日外国人の需要を捉えました。神戸は、安価な運賃が売りのスカイマークが搭乗率を高めることで、増加傾向を維持しています。
国際線は日本人の伸びが大きい
国際線の旅客数は全体で7%の増加でした。これまで伸びを牽引してきたのは外国人でしたが、このところは日本人の伸びの方が大きくなっています。一時期よりも円高が進んだこともあって、日本人の出国需要が増えています。また、LCCの就航が相次いでいることから、中四国や愛知といった、関西外からの集客も進んでいるようです。
日本政府は景気回復期間が過去最長になったと発表しましたが、緩やかとはいえ所得が伸びていることも海外旅行の増加に貢献しているものと考えられます。