株価は24,000近辺に急反発(2月6日)
中国の武漢を中心にコロナウイルスの感染が拡大しています。日本でも感染者が確認されており、これ以上の拡大を止めるのは難しいのではないかとも思われます。武漢では交通が完全に遮断され、市街との出入りが封鎖されています。

武漢は自動車を中心としてモノづくりの街ですので、経済活動への影響は避けられません。日本の企業は中国から部品を輸入していますので、サプライチェーンを通して日本の製造業にも悪影響が及びそうです。さらには、中国人の入国を制限する動きも出てきましたので、中国人がおよそ4分の1を占めるインバウンドが激減することで、観光業にも打撃が生じそうです。

このような先行きが不透明な経済情勢を受けて、日経平均株価が2月3日にかけて急落しました。24,000円を超えていたものが22,800円まで値下がりし、企業業績の悪化や景気後退をかなり織り込む展開となりました。
ところが、その後は急反発し、2月6日は500円以上の上昇となり一時、24,000円に接近しました。これは、前日の夕方に「コロナウイルスの治療薬が開発された」と中国のテレビが報じたことに起因します。

とはいえ、コロナウイルスが問題になる前の水準に全戻ししたのは行き過ぎではないかと筆者は考えます。実際に武漢の封鎖や中国人の入国制限は続いていますし、日本国内での感染者も30人を超えてきています。そうすると、やはり実体経済への悪影響は避けられないわけで、24,000円という株価は正当化するのは難しそうです。

2019年10-12月期の決算発表も続いていますが、業績は下方修正が上方修正を上回っている状況ですので、企業業績面からみても株価は調整局面を迎えるのではないでしょうか?2月中は23,000円近辺への値下がりに備えた方がよさそうです。急反発に慌てて買いで反応しないように気を付けたいものです。
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