やはりマスク転売を規制する必要がない理由
コロナウイルスの感染が拡大する中、マスクの転売が引き続き問題になっています。メルカリはマスクの高額出品を削除する方針を取っていますが、イタチごっことなっています。

少し検索しただけでも高額出品は見られますし、実際に成約した事例もあるようです。画像のように、50枚入りが1万円で売れていました。
mask
さて、この転売が問題なのかというと、先の記事「マスクの転売は問題なのか?」でも書いたように問題ないというのが私の答えです。ただし、所得格差が大きいときには注意が必要ですので、この点について検討してみましょう。

転売のおかげで、必要とする人が限られたものを買えるようになっている
まず始めに確認ですが、転売屋のおかげで、カネさえ払えばマスクを手に入れられるという環境が実現されています。転売屋がいなければ、マスクは早い者勝ちで売り切れてしまいますから、必要性が高い人が買えるという保証はありません。なので、転売屋がいなければ、どうしてもマスクが必要な人は困ってしまうわけです。

このロジックでは、暗に「必要性が高い人=高い金額を支払う」という仮定を置いています。これはある意味では正しくて、日常生活においても、どうしても欲しいものは高くても買いますから。ところが、所得格差を考えると、この仮定は成立しなくなります。

お金がなければ、どれだけ必要でも買えない・・・
とんでもない金持ちは、大してマスクが必要なくても大金を払うかもしれません。逆に、貧乏な人はどうしてもマスクが必要でもお金を出すことができません。このように考えると、転売屋のせいで低所得の人がマスクを買えなくなってしまうということが起こりえることもありそうです。

このように所得格差を考慮に入れると、問題が生じうることが分かります。とはいえ、現時点ではマスクは生存のための必需品ではありませんので(この点については異論もあるかとは思いますが)、買えなかったからといって即、肺炎に罹って死亡するということもないでしょう。

今はまだ、転売は規制しなくてもよい
このようなことから、「普通の人にとって」必要なものがカネさえ払えば手に入るという状況を作っておくことを優先してもいいのではないかと考えています。

もし今後、日本でコロナウイルスが大流行して、マスクが生命維持に必要不可欠となれば状況は変わってきます。このようなときには、定価であってもマスクを買えない人がいれば問題なわけで、積極的に国が介入する必要が出てきます。例えば、生活保護者にはマスクを現物で支給するとか、全国民に配給するといった、非常時の対応が求められるでしょう。
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