勉強する意味が見いだせない
勉強をしていて、それが何の役に立つのか分からなくなるということがあると思います。意味を見出せない、という状況です。将来のためとか、可能性を広げるためとか、そういった抽象的な話ではなく、学んでいること自体が何に使えるかを見つけるための方法について説明します。

2行要約
・やる気を出すためには、目的を見つけることが肝要
・検索ワードを工夫して、活用例を見つける


目的とモチベーション
勉強すること自体が楽しいという人も稀にいますが、たいていの人は学校や塾で仕方なく勉強をさせられてきたことでしょう。やる気が出ない、その原因は、勉強が何の役に立つか分からないことにあるのです。逆に言うと、「実用的な用途」が分かればおのずとモチベーションが湧いてきます



筆者のゼミで扱っている空間経済学を例として説明しましょう。オフィス街や工業団地が形成されるメカニズムや地点の特徴について(経済活動の空間的な分布)講義しましたが、大半の学生は「オフィスがどこにあるかなんて、知っている必要がない」と感じたことでしょう。

しかし、この講義はかなり応用が利く内容なのです。経済活動の分布を体感できれば人の流れが分かるし、そうすれば収益性が高い立地も見えてくるのです。だから、企業に入った後に店舗の出店や工場用地の選定を任されたときに役立てることができるのです。役所に入ったら地域政策や都市計画に有用なのは言うまでもありません。

応用例を見つける方法

学問の成果は必ず誰かが活用しています。検索キーワードを学問名+「事例」「活用」「応用」「セミナー」「勉強会」として検索してみてください。そうすると今勉強していることが社会で役立てられている事例が出てくるはずです。

「空間経済学 事例」で検索すれば

・RIETI - 第13回「空間経済学から見る地方創生のあり方とは」
・「空間経済学」が示す震災復興の道すじ|日経BizGate

といったものが出てきます。そうすれば、地方創生や震災復興というメジャーな分野で活用されていることが分かるのです。社会科学と自然科学の分野であれば、何らかの活用例が出てきます。

筆者が試してみたところ、人文学(歴史・思想・哲学)の場合は上手く実用化された事例を見つけられませんでした。この分野ついては項を改めて検討したいと思います。

どれだけ給料をもらっても、穴を掘って埋めるだけの仕事は誰もしないと言われています。それだけ、人間は意味のないことをできないのです。勉強も同じで、目的が見えてこそ、やる気が出てくるのです。

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