デルタがシアトル線就航を発表
関空はアジア方面の路線が好調で、発着回数・旅客数ともに過去最高を更新中です。一見絶好調に見える関空ですが、北米路線はわずかにサンフランシスコ・ロサンゼルス・バンクーバーのみとなっています。

そんな中、デルタ航空がシアトル線を2019年春から運行することを発表しました(公式発表はこちら)。今回は、この新たな路線の概要と、さらなる可能性を探っていきます。20170320_DL_A2ASeattleBoeing767-300ER_LearStillsPod-0136-v3 (1)



シアトル乗り継ぎを視野に

“As Seattle’s global airline, Delta offers service to the top destinations throughout Asia, and additional access to Japan is important for our Seattle customers as well as the business community throughout Washington state and beyond,” (上記の公式発表より)

シアトルをハブとするデルタ航空はアジア中に路線を展開しているが、日本への新たな路線は、シアトルのみならず、ワシントン州やさらにその先の旅客にとっても重要なものである。

「その先(Beyond)」に注意して読むと、関西→全米や全米→関西を移動する旅客に向けた路線であることが分かります。スケジュールについてはまだ発表されていませんが、シアトルでの乗り継ぎが便利になるものと予想されます。

機材はB767-300ER
運行機材はB767-300ERで、ビジネスクラス25席、プレミアムエコノミー29席、エコノミー171席の計225席です。機材がB787にならなかったのは残念ですが、シアトルは西海岸なので航続距離があまり必要ないからでしょうか。

座席サービスとしては、Wi-Fi・個人モニター・USB充電が全席で利用可能です。Wi-Fiはおそらく有料と考えられますが、フライト中に映画を楽しんだり、スマホに充電できるというのはありがたいサービスです。

デルタ-大韓航空のJV(ジョイントベンチャー)の一環として運行

"The Seattle-Osaka route will be included in Delta’s joint venture partnership with Korean Air, which serves 12 destinations in Japan." (上記の公式発表より)

シアトル-大阪線は大韓航空とのJV(日本の12都市へサービスを提供中)の一環となる予定です。


とあるように、大韓航空とのJVの一環として運行されるようです。これの解釈は難しいものがありますが、ソウル経由を含めれば、大阪-シアトルの移動が一日複数便として利用できるようにするのかもしれません。

上位クラスを埋められるのか?
この路線の継続や、他の路線の新設にとって重要なのは、ビジネスやプレミアムエコノミーといった上位クラスを埋められるかどうかです。関空は観光利用が多いため旅客がエコノミークラスに偏っており、これが日系キャリアが関空に力を入れていない理由です。

京都や今後建設予定のIRを訪れる富裕層を取り込むことが、路線の維持・発展には不可欠となりそうです。